デジタルトランスフォーメーション(DX)って何?〜「いまこそ知りたいDX戦略」を読んで〜
はい、今日は読書日記です。
昨今、とても流行っている言葉の一つ、「DX」。
デジタルトランスフォーメーションという言葉を聞いても、今ひとつイメージがつきませんでした。というか、ただの業務のデジタル化のことじゃん・・・とか思ってました。
脱「紙」ね、ペーパーレスのことね。くらいにしか思っていませんでした。
でも、違ったんです。そうではないのです。その意味をこの本を読んで知りました。
では、感想いってみましょう。
DXは単なる業務のデジタル化ではありませんというのが一番勉強になった点です。
デジタルトランスフォーメーションの他に、デジタイゼーション、デジタライゼーションという言葉も出てきます。
① デジタイぜーション
アナログからデジタルへの移行(紙からデータへ)
② デジタライゼーション
デジタルデータを使用して作業の進め方やビジネスモデルを変革
③ デジタルトランスフォーメーション
①、②が技術的な変革であることに対し、DXは人や組織に関する変革
本書を読むまでは、正直、私は①、②のことをDXというのだと思っていました。DXとはデジタル技術を活用しているのではなく、デジタル化のメリットをフル活用した組織になっていることを指すということだと思いました。
(参考)
本書では、DXが目的化する、他にも実証実験で足踏みする、リソースが足りないなど、DXを推進するために越えるべき壁があることについても言及しています。DXの事例についてもたくさん載っていますし、コロナ禍で”デジタル化”が進む中、企業でのデジタル化推進がどんどん図られていく時代に必読の一冊だと思います。